HOME > 診療のご案内 > 診療科のご案内  >  NEWS&TOPICS  >  乳がんについて

乳がんについて

年々増える乳がん

JV070_72A.jpg今や乳ガンは、女性の16人に一人がかかるといわれる病気です。特に、働き盛りの年代や、小さいお子様と抱える女性がかかってしまうケースが多いので、30代~40代の方は要注意です。また、乳がんにかかる人の数は年々増え続けており、近い将来、日本人女性がかかるがんのトップになるといわれています。

乳房の中には、母乳を作る「小葉」と、母乳を乳頭まで運ぶ「乳管」があります。それらをまとめて「乳腺」というのですが、その乳腺にできる悪性腫瘍が乳がんです。

●乳がんの原因
乳がんにかかる原因として「エストロゲン」と呼ばれる女性ホルモンが関係しているといわれており、原因は大きく分けて2つあります。
一つ目は、食生活の欧米化です。脂肪の摂取量が増えたことによって女性の乳腺の量が増え、女性ホルモン「エストロゲン」も増えているのです。肥満やアルコールの日常摂取も乳がんリスクを高める危険因子です。

二つ目は、少子化の影響で一人の女性が経験する月経回数が増えていることです。月経の回数だけ乳がんのリスクは少しずつ増加します。

乳がん検診で病気を早期発見

GN124_L.jpgただ、乳ガンは、早期発見・早期治療で治癒の可能性が高い病気です。マンモグラフィという、乳房のレントゲン撮影を行う装置での検診率が80%近いアメリカでは、乳がんで死亡する方が減ってきています。

●検査の方法
(1)マンモグラフィ検査は、数分で終わりますし、しこりを作る前の早期ガンまで発見できる重要な検査です。乳ガンの患者数が増え続けている欧米諸国において、乳ガンで死亡する患者数が減っているのは、マンモグラフィによる乳ガン検診の受診率が高いからです。
(2)超音波検査は、患者様が若く、乳腺の量が多いほど有用性が増す検査です。検診者は仰向けに寝ているだけで終了し、X腺の被爆もなく、痛みもありません。
(3)検査で乳がんの疑いがあった場合では、「マンモトーム」という、日本でも数少ない最新機器を使った検査を行います。マンモトームは、マンモグラフィのデジタル画面で乳がんが疑われる箇所を確認しながら小さな針を刺して組織を吸引する機器です。15~30分間、うつ伏せに寝ているだけで終了します。
従来の検査では、細胞採取の検査による傷跡が残っていましたが、このマンモトームなら、そのうち小さなシミのようになり、目立たなくなります。

乳がんと一口にいっても、様々な種類があります。種類や患者様の年齢によって進行速度も異なります、乳がん検診は毎年受けていただくことをお勧めします


乳がん治療について

AN179_L.jpg●手術が必要な乳がんと判明した場合
乳がんの手術法は、一般的に乳房をごっそり切り取ってしまう「乳房切除」と、乳がんの一部分を切除する「温存手術」という二者択一で術式決定されているのが現状です。
どちらの術式を選ばれるかについては、具体的な腫瘍の大きさにちゃんとした決まりはなく、あくまで乳房の大きさとのバランスで決まります。

●乳房再建について
乳房を残すことを希望されても、がんを取り切れない時や、残した乳房の形が醜いものになってしまう場合があります。そんな場合は、乳房切除となります。ただし、女性の象徴とも言える乳房を切り取ることで患者様が受ける喪失感や日常の不都合は少なくありません。そこで当院ではWe富山と協同で、乳がん手術によって失われた乳房をもう一度よみがえらせる「乳房再建」に力を入れています。この乳房再建に関する件数は、30件と北陸でトップ、全国でも10位タイとなる実績があります。(2011年読売新聞発行、病院の実力より)

手術ではシリコン製の人工乳房を使用します。細かいノウハウや経験が豊富でないと、形成外科医といえども満足な結果は得られないという。乳頭や乳輪、皮膚をなるべく残して乳房の中身である乳腺を完全に切除し、手術前と同じ外観を作る術式を開発してきました。約5年間で行った100例以上の実績が、この結果に結びついています。

人工乳房再建には、乳房切除手術と同じに行う一期的再建(同時再建)と術後時間をおいてから行う二期的再建があります。都心の形成外科では、数年前から二期的再建がさかんに行われるようになってきました。二期的再建では、乳ガン手術で平らになった胸に組織拡張器という風船のようなものを埋め込み、徐々に膨らませる手術と、その膨らみをシリコン製の人工乳房に入れ替える手術が行われます。
ただ二期敵再建では、患者様への負担が大きいので、私たちは、乳がん手術と同時に乳房再建を行う一期的再建に積極的に取り組んでいます。これは小さな傷から乳腺を完全に切り取り、安全に人工乳房や組織拡張器を留置する方法です。現在では、組織拡張器を使わず、一回の手術で終われる場合が大半になってきています。

手術時間は2時間以下と短く、出血もほとんどありません。そして1週間以内で退院することができます。また、この方法ならば乳腺が残る「温存手術」と違い乳房内でがんが再発する危険もありませんし、放射線療法を追加する必要もありません。患者様の精神的な不安や経済的な負担も軽くて済みます。

手術の後、新しくできた乳房を見て喜ばれる患者様が多く、乳房再建に早くから取り組んできた成果が出ています。
10年以上前から、この技術の開発に取り組んできましたが、最近の乳がんの学会でも乳房再建は注目されています。しかし、全国どこでも行える治療にはなっていないのが実情です。乳がん手術の選択肢は、今後数年の内に大きく広がる可能性が高いのですが、その中でも、私たちが100例以上行ってきた乳房再建は乳がんの再発症例が一例もなく、将来的に極めて有望な治療法であるといえそうです。

●メスを使わない「高周波熱凝固療法」
乳ガンのしこりが直径2㎝以下で他に病変がない場合、さらに乳がんの種類が乳管にはびこるタイプではない場合、メスを使わない「高周波熱凝固療法(RFA)」が適用できます。
この方法は、腫瘍内に針を刺し、高周波を流して腫瘍を熱凝固する治療法です。保険適用外ですが、傷は小さく、治療の翌日には退院できます。
確認は治療後1ヶ月以上たってから検査します。焼いた部分を超音波で確認しながら、小さな針で組織を取り出し、効果を判定します。
江嵐副院長は、乳ガンの高周波熱凝固治療を日本で最初に始めた医師の一人です。これまでに50例以上を手掛けてきていますが、局所再発率は0%という状況です。
熱凝固された腫瘍は、自然に体内で吸収され、なくなってしまうので、そのままで大丈夫です。乳房の変形を気にする方も折られますが、乳がん部分を切除する、従来の温存手術と同様に、多少の変形はあるでしょう。しかし、実際に高周波熱凝固療法を受けられた患者様は、「傷が小さい上に心身への負担が少なく楽だった」といわれます。

●進化する乳がん手術
乳房の全切除から、腫瘍を小さく切り出す乳房温存療法へと、乳ガン治療は、より肉体的な負担や手術痕を小さくする方向へと進んでいます。高周波熱凝固療法も、日本乳ガン学界の「乳ガン診療ガイドライン」で取り上げられており、新しい治療法として注目を集めています。早期な発見ほど小さな腫瘍となるので高周波熱凝固療法で治療することが可能になってきますが、この方法はどこでもできるわけではありません。

先にも触れましたが、乳がんは、早期発見・早期治療で治癒の可能性が高い病気です。
乳がんにかかる人の割合がどんどん高くなってきています。定期的に検診をすることが、結果的にあなたの大切な乳房を守ることにつながります。
藤聖会関連グループ
モバイルサイト
モバイルサイト携帯から診療案内のご確認が出来ます。

院外の皆様へ情報発信
院外広報誌「キュアライフ」
ISO9001:2008認証取得病院です。
当院は(財)日本医療機能評価機構認定病院です。

HOME診療のご案内病院のご案内医療関係者の皆様へ当院へのアクセスメールでのお問い合わせ
個人情報保護方針ISO9001病院機能評価特定健診・特定保健指導の概要
医療法人社団 藤聖会|八尾総合病院|富山県・八尾
〒939-2376富山県富山市八尾町福島7-42 TEL(076)454-5000(代) FAX(076)455-3835
Copyright(c) 2011 Yatsuo general hopspital. All Right Reserved.