当院は、地域包括ケアシステムの構築と医療・介護・福祉の地域連携のより一層の推進を図るため、7月1日より「地域包括ケア病棟」を開設いたしました。
富山県内では地域包括ケア病棟の開設は八尾総合病院が第1号となります。
「地域包括ケア病棟」とは、当院や他の病院において手術等の急性期治療を経た方や、自宅や老人ホーム等で在宅療養中であったものの、症状の悪化等により入院医療を要する状況になった方などを受入れ、在宅復帰を目指すための継続的な治療やリハビリ等を行なうための病棟です。
病棟には専属のリハビリスタッフや在宅復帰支援スタッフを配置しており、入院から約2ヶ月(60日)での在宅復帰を目指します。
この地域包括ケア病棟を軸として、他の急性期病院や地域のクリニック、介護施設等と連携を深め、引き続き地域の皆様の健康な生活を支える地域の基幹病院としての役割を果たして参ります。
◆地域包括ケアシステムとは...
団塊の世代が後期高齢者(75歳以上)になる2025年を目標に、可能な限り住み慣れた地域で自分らしい暮らしを人生の最後まで続けることができるよう、住まい・医療・介護・予防・生活支援が地域の中で一体的に提供される体制のこと。